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PIMのビジネスケースの作り方

作成者: Contentserv|2023/01/31 1:30:00

PIMのビジネスケースの作り方

企業商品情報管理(PIM)システム導入成功する上で、強力なビジネスケースは不可欠です。なぜそのプロジェクトが必要なのかに焦点を当てる企画書とは異なり、ビジネスケースは、主要な利害関係者やプロジェクトスポンサーにそのプロジェクトを推進する価値があることを示すために、何を、どのように、誰が行うのか概要を示すものでその重要性は軽視できず、ビジネスケースが不十分だと例えばプロジェクト失敗につながりかねない課題だけを強調していたりすると、プロジェクトが却下されたり、中止となる可能性があります

そのため、ビジネスケースは、そのプロジェクトを進める上での会社の目標、その目標達成を妨げる可能性のある課題、その課題を克服するためできること、また、うした課題に対処するための十分な環境が整っているか、について述べなければなりません。ビジネスケース必要な内容が揃ったら、次の4つのステップに従って、論理的根拠と推奨する行動方針を明確に提示しましょう 

    1. 認識を合わせる - まず、そもそもなぜそのプロジェクトを検討すべきなのかを説明します。自社の現状と、提案の対象となるビジネスチャンスについて説明しましょう。プロジェクトの背景、投資の裏にあるロジック、そしてハイレベルなビジネス要件も含める必要があります。 

    2. 分析し、候補リストを作成する - 選択肢を説明しながら、考えられる代替案を調査し、絞り込みます。そして、3つか4つを選んで分析し、そこから最終候補リストを作成します。ビジネスケースは、その分野について詳しい知識がない人たちに向けて書かれることが多いので、できるだけシンプルな表現を心がけるとよいでしょう。 

    3. 選択肢を評価する - 選択肢を比較検討し、それぞれがどのようにビジネス目標を達成できるかを説明します。選択肢を検討する際には、その戦略的価値と財務的価値を考慮しましょう。そして、好ましい選択肢を選びます。 

    4. 推奨を提示する - その理由を裏付ける関連資料を使いながら、推奨する選択肢を固めていきます。