【ブログ更新 - 2023年9月29日】
皆さん、こんにちは。株式会社Contentserv カスタマーサクセス・プログラムマネジャーの森です。Contentserv Product Experience Cloud (PXC)のクラウドプラットフォームについて解説するブログシリーズの第1回では、クラウドプラットフォームで提供しているモードについて紹介しました。
今回、シリーズ第2回では、Contentservが提供するクラウドプラットフォームの機能の1つ、「テナントコピー」についてご紹介します。
Contentserv PXCのテナントコピー機能は、Utilityモードをご利用中のお客様に提供されている機能の1つで、本番環境のデータをステージング環境にそっくりそのままコピーする機能です。この機能は例えば以下のようなシーンで力を発揮します。
- 新しい機能や修正された不具合を本番環境のデータを使って検証したい
- プロジェクトが次のフェーズに入り、新たにデータモデルに改変を加えるが、改変による影響がないかを本番環境のデータを使って検証したい
- 新しい管理者がContentserv PXCの提供する機能を覚える際に、本番環境のデータを使って理解を深めたい
- カスタマイズ機能が新しいバージョンで機能するかを検証する際、本番環境のデータを使って確認がしたい
運用を続けていると様々な課題や要望が出てくる中で、Contentserv PXCが提供する様々な機能を活用して実現しようとする機会は多くあります。しかし、本番環境で運用しているデータそのものに変更を加えてしまうとビジネスにも大きな影響が出てしまう可能性があり、簡単にはテストができません。しかし、ステージング環境にあるサンプルデータだけでは確認しきれないという場面もあります。
こうしたご要望にお応えするため、Contentservのクラウドプラットフォームではテナントコピー機能を提供し、本番環境に影響なく、ステージング環境で本番環境のデータを使って検証を進めることができます。
本来こうした作業を行う場合には、本番環境からステージング環境に何等かの方法でデータを移行する、もしくはステージング環境で本番環境と同じようにデータのインポートを行うなどの事前準備が必要でした。テナントコピーはテナント管理画面から数回のクリックで実行ができます。
- [テナントのコピー]タブをクリック
- [対象テナントの選択]からステージング環境を選択
- (任意) DAMファイルのコピーが必要場合にはチェック
- [送信]をクリック
[送信]をクリックした後、対象テナントのデータを上書きすることに関して認識したことを確認するメッセージが表示されますので、問題なければチェックを入れて続行します。
コピー対象は以下が主な対象です。
- PIMの商品データおよびDAMのメタデータ
- DAMファイル(最大500GBまで)
- アクティブジョブやワークフローなど各種設定
- ユーザーグループ
なお、ユーザー情報、追加機能(アドオン)やカスタマイズ機能はコピー対象には含まれないため、ステージング環境で個別に設定ください。また、その他条件の詳細は以下のヘルプページも併せてご参照ください。
- ヘルプページ: What are the differences between Zen Mode & Utility Mode?
https://help.contentserv.com/documentation/product-documentation/3873570865
第3回では、Contentservクラウドプラットフォームのバージョンアップについてご紹介いたします。お楽しみに!
執筆者: 森 正臣(株式会社Contentserv カスタマーサクセス・プログラムマネジャー)
Contentserv Product Experience Cloud (PXC)の最新機能については、2023年10月13日(金)にGINZA SIX 13Fで開催されるContentserv 年次イベントProduct Experience Summit Tokyo 2023にて、当社カスタマーサクセス・プログラムマネジャーの森 正臣よりご紹介させていただきます。
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