床用製品の製造・販売メーカーであるUzin Utzグループは1911年に設立された(本社 ドイツ/イルム州)の会社です。世界21ヵ国に生産拠点を有し、7つのブランドを世界51カ国に展開しています。
今回は、Contentserv PIM活用の背景や今後の展開について、同社のプロダクトデータ&デジタルアセット管理責任者のMatthias Holder氏に伺いました 。
-Uzin Utzについて教えてください。
- Matthias Holder: Uzin Utz(ウジン・ウッツ)グループは、世界的な床用製品メーカーです。タイルから寄木細工のフローリングまであらゆるものを提案できる7つの強力なブランドを世界規模で展開しています。そのため、複数言語に対応しなければならないという点で非常に複雑です。また、様々な製品それ自体の複雑さもあります。7つのブランドで大規模な製品ポートフォリオを持っているため、製品データを効率的に管理する システムを必要としていました。
- Contentserv導入前の一番の課題は?
- Matthias Holder: PIMを導入する前は、製品データがあちこちに散らばっていて、社内は非常に混沌とした状況でした。製品データは、ソフトウェアもファイル形式もバラバラで、保存場所も別の会社や部門に分散していました。技術部門にも、製品管理部門にも製品データがあるというような状態で、ご存知のように、それらがあちこちに散らばっていると、実際には同期を保つことができません。ですから、PIM導入で大いに助かったのは、これらすべてのデータを一箇所に集中化し、データの品質を向上できたことでした。
- 対お客様で考えた場合の最大のメリットは?
- Matthias Holder: 我々は床用製品に特化した化学会社であり、順守すべき法律があります。例えば、ブルーエンジェルやEC1 Plusなどの認証マークを、基準を満たす製品につけていますが、無効となったらすぐに外さなくてはなりません。その点において、PIMはプロセスを迅速化してくれるため、素早く対応でき、訴訟を起こされる心配もありません。