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DIY消費者の心を掴むサービスとは ?

作成者: Contentserv Japan 編集部|2021/03/30 5:22:00

Do-it-Yourself (DIY)人気はますます高まり、2023年までに4%の成長率が予測されています。DIYのコンセプトは2020年以前からすでにヒットしていましたが、COVID-19の大流行により、消費者が自宅で過ごす時間が増え、DIY製品の組み立て、修理、焼き入れ、塗装をするオンライン販売が急増することが予想されています。レポートによると、このトレンドはパンデミック以降も続くと見られています。

NPD Groupの調査では、消費者の40%2 がパンデミック後もDIYプロジェクトを続ける予定だと回答しています。これは、DIYが一時的なトレンドではなく、世の中の流れであり、今後も成長し続けることを示しています。

DIYを好む消費者の多くは、業者と取引する手間や費用をかけずに思い通りのものを作るために、より大きなプロジェクトに取り組み、より良い資材を求めます。しかし、こういった消費者、またはDIY愛好家とは一体どのような人たちでしょうか?そして、ブランドや小売業者はこの人たちに商品をアピールするために何ができるでしょうか?

DIY を好む消費者

DIYに年齢は関係ありません。つまり、DIY愛好家に明確な購買層はなく、DIYプロジェクトを始めるための時間や資金とやる気があれば、いつでも始められます。

出典: Venveo

 

DIY愛好家の特徴として次のようなことが挙げられます。

  • 価格は一番の問題ではない
    お金をかけることに躊躇はしません。実際、調査によると、67%3が各DIYプロジェクトの予算を具体的に立ててそれを守っており、その金額は年間予算で2,500~10,000ドルであることがわかっています。
  • 品質は最高のものでなければならない 
    同じ調査によると、71%が価格よりも品質が重要であると回答しています。資材を選ぶ際には、耐久性と信頼性を重視しており、安価で短期的な解決方法を求めているのではありません。そのため、メーカーが品質を表すために使用しているものに注目しています。また、スマートテクノロジーとの統合にも期待しています。
  • ヒントはオンラインで見つける
    実店舗に足を運んで自身の目で見て触れる前に、インターネットで情報を調べています。
  • 製品の比較は不可欠
    購入を決定する前にすべてをファクトチェック(事実確認)します。資材の価格、評判、また可能な場合は、補完資材や支持材が簡単に入手できるかどうかを徹底的に調査します。
  • ブランドロイヤルティへの優先度は低め
    DIY愛好家は、特定のブランドに対するロイヤルティが低い傾向にあります。ブランドや価格に関係なく、自身のプロジェクトに最適な製品かどうかで判断します。
  • 持続可能性を重視
    環境を大切にしている消費者が多いのも特徴です。持続可能な方法で調達された、エネルギー効率の高い資材により多くの費用をかけたいと考えています。

ブランドや小売業者は何ができるか

オンラインでDIY関連の買い物客をブランドに引き寄せるということは、年齢、目標、予算などに関係なく、特定の要望やニーズに応えることを意味します。テクノロジーに精通したこの買い物客の層は、粘り強い研究者です。自分が欲しいものを知っており、選択肢についてできるだけ多くを学ぼうとします。したがって、差別化を図るには、ブランドと小売業者は次のことを行う必要があります。

  • 魅力的で正確な、チャネルにとらわれないショッピング体験の構築
    こうした消費者は情報に飢えているため、ブランドや小売業者は、常に正確かつ完全で、一貫性があり、関連性がある商品情報を提供することが大切です。また、ショッピング体験は、消費者が利用するすべてのプラットフォームでシームレスでなければなりません。もちろん店舗での体験も例外ではありません。魅力的なショッピング体験は、ブランドの信用と信頼を高め、カゴ落ちを減らして顧客を維持する大きな機会となります。
  • 体験のパーソナライゼーション
    ブランドや小売業者は、データを利用して顧客(ニーズ、好みなど)を知るように努める必要があります。ニーズを理解することで、顧客一人ひとりの目標に合った商品ラインナップやストーリーを作ることができるのです。
  • 買い物客との交流
    DIYの買い物客は、オンラインで得られる情報と評価を参考に、自身のプロジェクトに必要な商品の購入を検討しています。オンラインヘルプサービス、ハウツー動画、および消費者がフィードバックや体験を共有できるコミュニティを作ることで、ブランドや小売店のイメージを向上させることができます。

DIYはすっかり定着し、消費者は自身のプロジェクトの完成につながる最高の製品を常に探し求めています。ブランドや小売業者には、こうした消費者に効果的に対応するために、特に気を配り、格別な体験を提供することが求められています。

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