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ECサイト成功の鍵を解明! 消費者の購買行動を左右する視覚情報の影響とは?

作成者: Contentserv|2025/02/25 2:22:26

2025年2月25日

商品情報管理(PIM)のクラウドサービスプロバイダーである株式会社Contentserv(本社:東京都港区、代表取締役社長:渡辺 信明)は、2025年1月8~9日に、オンラインショップと実店舗の両方で月1回以上買い物をしている20歳〜60歳の一般消費者111名を対象に、オンラインショッピングにおける商品情報の視覚的重要性に関する調査を実施。その結果をまとめたレポート『売れるECサイトの共通点 〜視覚情報の影響力をデータで解明〜』を発表しました。(https://www.contentserv.com/ja/reports-and-surveys/online-shopping-visual-information-impact-report-2025)

■ 調査の背景と目的

オンラインショッピング市場が急成長する中、消費者の購買行動におけるビジュアルコンテンツの重要性がますます高まっています。本調査では、以下の3点に焦点を当てました。

  • オンラインで商品を選ぶ際に求める情報の種類
  • 購買意欲を左右する要因
  • 視覚情報が信頼性や購入意欲に与える影響

特に、50代〜60代が全体の47.7%を占め、EC市場の主要プレイヤーになりつつある一方で、20代以下のEC利用率は5.4%と低く、若年層の購買行動についてさらなる調査の必要性が示されました。

また、20251月に実施した「商品情報の充実が購買行動に与える影響調査」では、82.0%の消費者が「商品情報の相違が購買判断に影響する」と回答。特に、「どちらの情報が正しいか判断できない」(57.1%)ことが購入の障壁になっていることが分かりました。本調査の結果をもとに、EC事業者が視覚情報を活用し、消費者の期待に応えるための戦略的アプローチを提案します。

■ 調査ハイライト
  • 01|63.1%の消費者が「商品の写真や動画がないことで購入を諦めた」と回答
  • 02|オンラインショッピングで最も役立った機能:第1位「拡大・縮小できるズーム機能」(36.3%)、第2位「商品の動画再生」(20.5%)
  • 03購買の決め手となる情報:「説明文や商品情報が詳しく正確であること」(61.3%)
  • 04消費者が感じるストレス:「サイズ感がわからない」(58.6%)、「拡大写真が見られない」(35.1%)
  • 05レコメンド機能の影響:41.5%が「購買意欲に影響する」と回答​​

【調査結果概要(一部公開)】 

63.1%が購入を断念した実態とは? 

オンラインショップにおける購買行動では、写真や動画といったビジュアルコンテンツの有無が購入意欲に大きな影響を与えることが明らかになりました。

Q2. オンラインショップで、商品の写真や動画がないことが理由で購入を諦めたことがありますか?」(n=111)と聞いたところ、「かなりある」(11.7%)と「ややある」(51.4%)を合わせた63.1%が、商品ビジュアルの不足により購入を断念した経験があると回答しています。

さらに、Q2で「かなりある」「ややある」と回答した方(n=70)を対象に、「Q3. 具体的にどの商品について購入を諦めたか教えてください。(複数回答)」と尋ねたところ、「衣類・ファッション小物」が57.1%で最多、次いで「家具・インテリア」(34.3%)という結果となりました。

この調査結果から、オンラインショップにおいて写真や動画といったビジュアルコンテンツが不可欠であることが改めて浮き彫りになりました。特に、衣類や家具など、視覚情報が購入判断の鍵を握る商品では、高品質な画像や動画、360度ビューなどの充実が求められると考えられます。

 
 
 
消費者が求めるのは「詳しい説明」と「鮮明な画像」

オンラインショッピングにおいて、消費者が最も重視するのは「詳しく正確な商品情報」であることが明らかになりました。

Q10. オンラインショッピングで商品を購入する際に、重視することを教えてください。(複数回答)」(n=111)と尋ねたところ、以下のような結果が得られました。

  • 「説明文や商品情報が詳しく正確なこと」が61.3%で最多
  • 「商品写真が鮮明で細部まで確認できること」が45.0%
  • 「商品の様々な角度や使用シーンが見られること」が44.1%

この結果から、消費者は購入時に詳細な商品情報と高品質な画像の両方を求めていることがわかります。特に、サイズ・素材・使用方法を詳細に記載し、写真・動画と組み合わせて正確な情報を提供することが購買意欲を高める重要な要素となっています。

オンラインと実店舗のギャップ解消が求められる

オンラインショッピングでは、43.2%が「商品の質感が実店舗と異なる」と感じ、35.1%が「大きさが想像と違った」と回答しました。さらに、「写真と実物の色が違う」(33.3%)など、視覚情報の違いが購入後のギャップにつながっていることが明らかになりました。

これらの課題を解決するためには、高品質な画像・動画の提供、詳細なサイズ情報の記載、使用シーンの紹介など、実店舗とオンラインの情報統一が不可欠です。購入後のギャップを減らすことで、返品やクレームの防止にもつながります。

■ レコメンド機能の影響購買意欲と信頼感を向上

レコメンド提案は消費者の購買行動に大きく影響しており、41.5%が「購買意欲に影響する」と回答しました。

さらに、45.1%が「自分の好みに合ったレコメンドがあると、そのお店への信頼感が高まる」と回答しており、適切なレコメンドが購買促進だけでなく、ブランドへの信頼向上にもつながることが明らかになりました。

パーソナライズされたレコメンドの活用は、消費者の興味を引き、購買意欲を高めるだけでなく、リピーター獲得やブランドロイヤルティ向上にも貢献すると考えられます。

 
 
まとめ: ECサイトにおけるビジュアルコンテンツの重要性

本調査結果を踏まえ、企業がオンラインショッピングで提供すべき情報と体験について、以下の点を推奨します。

  1. 視覚情報の充実(高品質な画像・動画・360度ビューを活用)。
  2. 正確で詳細な商品情報の提供(サイズ、素材、使用イメージを明確に)。
  3. 消費者の不安を解消する機能の導入(ズーム機能、FAQ、レビューなど)。
  4. 適切なレコメンド機能の活用(購買意欲の向上と信頼構築)。

企業は、適切な商品情報と最適な購買体験を提供することで、消費者の購買体験・商品体験を向上させ、売上の増加を実現することができます。

■本調査レポートの完全版は、こちらよりダウンロードください。

調査概要

  • 調査概要    オンラインショッピングにおける商品情報の視覚的重要性に関する調査
  • 調査方法    IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調
  • 調査期間    2025年1月8日〜9日
  • 有効回答    オンラインショップと実店舗の両方で月1回以上買い物をしている20歳〜60歳の一般消費者111名

    数値の合計を100%にするため、一部は端数を切り上げています。
<本調査データの引用・利用について>
本調査のデータを資料する際に、情報の出典元として「株式会社Contentserv」と記載してください。
 
 
Contentservについて

Contentservは、商品情報管理 (PIM) 、デジタルアセット管理 (DAM) を統合した Product Experience Cloudを展開しています。AIを搭載したプラットフォームによって、マスターデータの管理、販売コンテンツの生成から広告配信、販売チャネルへの連携、売上分析までの一連のプロセスを一元管理することができます。Contentservは、89カ国1500社超に導入され、マーケティングや営業、アフターサービス等、さまざまな部門で利用されています。 
詳細はこちら: https://www.contentserv.com/ja/ 

<本件に関するお問い合せ先>
株式会社Contentserv マーケティング部
担当:プレウスレン 
TEL: 03-6823-5811 
Email: marketing_jp@contentserv.co.jp